冷蔵庫の電源を切ると決めた日からの出来事や感じたことを書いています。
理由については前回の記事にて。

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冷蔵庫の電源を落とした夜
その日のうちに冷蔵庫の中身を空にして
夜、冷蔵庫の電源を落とした。
しんと静まり返った夜。
急な「ガコンッビーーーーー」という音に驚いて目が覚めることもなかった。
今までは鳴らない間も「そろそろ鳴るな」と頭の中で考えてしまって眠れないループを繰り返していた。
エアコンの音と遠くで走る車の音だけの世界で、ようやく安心して眠りにつけた日だった。

さて、
睡眠の問題が解決したら次の問題が出てくる。
シュレディンガーの生野菜
冷蔵庫の電源を落とすって事は、もう食品を冷やしておけないって事だった。
あと半月を常温保存できる食材で乗り切るしかない!
冷蔵保存ができないという縛りの中で、購入してきた「生野菜」を食べるにはかなり勇気がいった。
(どうしても野菜食べたかった)
店から家に帰るまでの間にも真夏の洗礼は受け続けているのに、そのあと冷蔵できないのだから、今日中に食べきってしまうのが安心安全。
まあ、食べきれなくて2回くらいに分けちゃうんだけど。
一晩常温で過ごしたカット野菜が腐っているかどうかは、食べてみるまで分からない。
シュレディンガーの生野菜状態。
この1か月で1回しかお腹を壊していないのは運がいいほうなのかもしれない。
毎日のようにネットニュースでは「猛暑」「熱中症予防」という単語が流れてくる。
これもう災害じゃない?
この暑さがまだまだ続くことに絶望を隠せない。
実家の冷蔵庫が恋しい。

五臓六腑に染みわたる
ほとんどの時間を家の中で過ごし、買い物に行く時だけ腹をくくって外へ出る。
買ってこれるものは水と常温保存できる食材、すぐに食べる予定のお惣菜、インスタント食品。
汗だくになるので帰ったらすぐにシャワーをカラスの行水のごとく浴びて、洗濯機を回す。
いまだに給湯器とは仲良くなれず、お湯は1~2分程度しか出てこない。
本当に夏でよかった。
ご飯の準備をして、通信制限がかかっていないうちにダウンロードしておいたドラマや今季アニメを見ながらご飯を食べる。
区切りがいいところで皿洗いをして、洗濯物を干す。
この繰り返し。
飽きる。
その間に関わっていたお仕事の進捗があれば少しは「働くか…」となったのだろうけれど
動きがなく。
と、思っていたら別件のコンペの結果が落選だったとの連絡が来る。
そうかーと納得しつつその作品が今後どうなるか、返事はしばらく待ってくれといわれ「待ち」の状態が続く。

次の作品をどうしようかとぼーっと考える。
考えることにも飽きてしまっていた。
(この時期は暑さで何をやっても上手くいかないだろうと確信していた)
そういえば、夏らしいこと何もしてないなあ
そうだ、今年まだスイカを食べてなかった。


もちろん買ってすぐに食べた。
まだ少し冷たくてうれしかった。
アレルギー発覚
食べ物の話はまだ続くのですが、常温保存できる食材って世の中にどれくらいあるのか?
ネットで調べてみると色々と出てきた。
どれも「味噌」や「卵」「漬物」「乾物(フリーズドライ)」「米・乾麺」「缶詰」「ビスケット類」等々
非常時の備蓄品にも通じるものがある。
その中で高野豆腐が栄養豊富で何かと料理に使えるらしいとのこと。
日々の料理の中で手を出したことがなかった高野豆腐。

なるほど、出汁に漬けるだけでいいし、みそ汁や炒め物のかさ増しにも使えて便利そうだ。
使ってみるか!

私は大豆アレルギーだった。
一人暮らしは寂しいものなのか?
このお試し一人暮らしを始める前に、身近にいる一人暮らしのプロに相談してみたことがある。
(大学時代からや、卒業後から一人暮らしをして長い人)
私が心配していたことは「ホームシック」だ。
いきなり一人の時間が増えて、何もかも自分の責任で生きることに不安を感じていた。
相談したくても周りには誰もいない。
一人暮らしを始めたとき、寂しかったかどうか聞いてみた。
答えは「そうでもない」だった。
もちろん人によるけれど、自主的に一人暮らしを始めた人はやっぱり「ライフスタイルと価値観」が一人暮らしと合っているんだと思う。
「解放感を感じた」「わくわくした」「気が楽」
ポジティブな意見が多いのは共通して安定した収入源を持っている人か、たとえ心配事があっても何とかなると知っている人たちだった。
心身ともに自立している人にとっては一人暮らしはワクワクして、日々生きている充実感があるのかもしれない。
私の場合は?
お察しください。
いまだに「安定」とはほど遠い経済状況ではあるものの、
この一人暮らし3週間目を終えようとしている時点では
案外何とかなるもんなんだなあ…
と言う謎の自信が出てきていました。
3週間も健康(?)に生きているし、一人分の家事等は実家にいる時よりははるかに楽だった。
1Rで家具もほとんどない状態の部屋の掃除は、10分もあれば済んでしまう。(実家に帰ったら断捨離をもっと進めようと決意)
暑さであきらめている部分もあるけれど、必要だなと思った物や行きたいと思ったところへ行くお金も特に困ることはなかった。
家へ帰る時間を気にせず移動できるのも良い。
急がなくていい、マイペースに、好きな時間だけ滞在できる。
交通系ICカードに愛着がわいてきた。(名前を統一して欲しい派)
一人の時間が増えて、考える時間とともに「自分の大事だと思うこと」が何なのかがわかりだしてきた。
喋りてぇんだわ

私にとって何よりもストレスに感じたこと
喋れない事
声を出す機会がほぼ、ない……!!!!
電話の話し声すらも隣人に聞こえてしまうので、入居して間もなく妹へ電話をしたきり、まともに声を出して会話をしていない。
たまにレジで「レジ袋はどうしますか?」の問いに答えようとしたら、声をまともに出せなくて焦った。
普段どれくらいの音量でしゃべってたっけ????
学校や外で働いている人はまだ機会があるかもしれないが、在宅ですべて完結してしまう人は、
ど、どこで喋ってるの?
おしゃべりって自分にとってかなりストレス発散になってたんだなあ。
と言うわけで、次の機会があったら話しても問題ない物件に住みたいな。
- 近所にスーパーや駅が徒歩圏内にある
- 普通に会話しても迷惑にならない物件
- 二人暮らし体験でもいいかもしれない(話し相手がいるバージョン)
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4週間目へ続く!もう少しだけお付き合いくださいませ。
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