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入居手続きから退去までの手順をまとめた記事はこちら▼

ご興味ありましたら是非のぞいてみてくださいね。
心のブロックをまた一つ横へどかす
部屋を借りて4週目。
飽きた…。何もかもに飽き始めている。

冷蔵庫の電源を落としてからは、使える食材が限られてくるので料理は同じようなものを繰り返し作って食べている。
もちろんお惣菜も買ってくるけれど、それは厳しい暑さの中買い出しへ行ったその日だけのごちそうだ。
料理が趣味だったらもっと工夫の使用があったかもしれない?
日中は外へ出られず運動不足気味。
動画や映画の視聴もずっと座っているし、観ること自体にも飽き始めている。
あまり沢山見ていると速度制限の通信料にあっというまに達してしまう。
筋トレやヨガが趣味だったらもっとインドアを楽しめただろうか?

絵を描くことが趣味で仕事だったけれど。
この期間、仕事をしなくていいとなると途端に絵を描かなくなった。
私にとって絵を描くことは趣味じゃなくなったのかな…?
いろいろな要因が重なり、夜中は1時間おきに目が覚めるようになる。怠惰に深夜の時間を過ごしながら、4時とか5時にふと思ったのが
早朝、散歩しに行ってもいいのでは?
実家では早朝にガサゴソしてると迷惑になるので、家族全員の起床を待っていたが、今は一人暮らし中。
何時からでも活動を始めていいんだった……!
4週間目の早朝、気づくのが遅すぎる。
というわけで、もちろん下の階にも住人はいるので、できるだけ静かに散歩の支度を始める。
前日の西日でカンカンに熱せられた玄関のドアは若干まだ熱い気がするけど、開けてみると風が入ってきた。
日の出の時間より早めとはいえ、すでに空は白んできていて、暗闇で一人散歩するのは怖いと思っていたけれど丁度よい明るさだった。
久々に自然の涼しい風を感じながらとりあえずコンビニまで散歩する。
犬の散歩をしている人にたくさん出会って、ほっこりする。
きれいにトリミングされたプードルを連れた女性。
犬をベビーカーに乗せて散歩するおじいさん。
小さめの犬同士がすれ違いざまに喧嘩している。
(毎朝聞こえてくるワンコの声はこの子達か…)
駐車場には頑なに地面に座り込んで動かない柴犬と、あきらめて横に立ち尽くし続けるおじいさん。
どれくらいそこにいるんだろう、太陽が本気出す前には帰宅していてほしい。

とにかく解放感がすごかった。
朝5時は決して涼しいとは言えないけれど、日中よりは全然マシ。
歩いて片道20分くらいの場所にあるコンビニ。
日中はとてもじゃないがたどり着けなかったが、早朝はいける。
ギリギリ。
久々にコンビニで、冷えたデザートとサンドイッチを買うことができた。
朝ごはんが楽しみになった日だった。

ただ帰宅するころにはすっかり暑くなっていた。
帰ってくるなり
エアコンのきいた部屋サイコー!
と再びインドア生活の快適さを思いだす。

すれ違うたび、ふと思うこと
私が訪れる早朝のコンビニでは100パーセント外国の人がレジをしていた。
本当に外国人が多くなってきたなあと思う。
しかも観光ではなく住民として生活している外国人だ。
朝すれ違う通勤通学の人も、半分は外国人だった。
自転車に乗っている人が多い。
政治系の動画やSNSも適度には見るけれど、どうしても「液晶」の中の出来事になってしまいがちで、自分事に思えていない事のほうが多かった。
1か月お世話になったこの場所は、まだまだ外国人が少ない地域だと思う。
それでもザワっとしたものを感じるのだから、移民で悩まされている町の人たちの心の不安はどれくらいのものだろう。
自分は今、一人でこの道を安心して歩いているけれど、それはずっと続くことなんだろうか?
ついつい難しく、深く悩みがちな自分だけど、答えが出ることはないと思う。出てたらすでに世界平和になっとる。
とりあえず私ができることはあいさつをすることかな、と。
ディストピアとユートピアの分岐点はその一言かもしれないから。
重たいものは前日に
いよいよ退去の日が近づいてきました。
前日にやることは掃除や後片付けもあるけども、一番は持ち帰る荷物を減らすこと。
入居日と比べて手持ちの荷物はかなり増えていて、とてもじゃないけどスーツケースに入りきらない。
というわけで、先に重そうな荷物を実家へ送る作業をした。
と同時にレンタルしていたWi-Fiルーター返却用の梱包作業と送り状の準備も完了させた。
コンビニ発送できるということで「クロネコメンバーズ」に登録。
が、結局支払方法と最寄りのコンビニの関係であきらめて普通に手書きの送り状をもらって、宅配に出してきました。

退去日
1か月は長かったような短かったような。
この部屋とも明日でお別れなのか……。
というわけで、退去するための準備をしていく。
掃除は定期的にしていたので気合い入れて掃除するところはなく。
トイレや水回りの掃除とゴミ出しの準備くらい。
前日に片付けを終わらせておいて本当によかったと思う。
この部屋で食べる最後の食事は「コーヒー」と「きりおとしバームクーヘン」
結局インスタント麺や食パンなど食べきれない食材も結構あって、スーツケースを圧迫する原因にもなってしまった。
食べれると思ったら食べられない事のほうが多かったかもしれない。
そして自分は悪夢に見るくらい荷物のパッキングが苦手。なんかすごく焦る。出発直前まで、詰めては戻しを繰り返していた。
退去時間。
ブレーカーを落として退去することになっている。
玄関に設置されたブレーカーに手を伸ばす。
と、届かなくね?
え、思ってたより高い位置にある。
一瞬ヒヤっとしたが、ジャンプで何とかすべてのブレーカーを落とすことができた。
皆も一度はブレーカーに手が届くか確認しておこうね。

施錠し指定されている返却方法で鍵を返却する。
1か月お世話になりました!
タクシー、乗り継ぎ、そして帰宅!

1か月過ごしてみて
今回は1か月部屋を借りてみた記事を読んでくださってありがとうございました!4週分はさすがに
まぁ長いですね。
できるだけカットイラストを入れてはみたものの…うん、
まぁ長いですね。
最後にこの1か月を過ごし終わってみて改めて感じたことを箇条書きにしてみました。
◆一人ぼっちという寂しさは感じなかったが、喋れないことにストレスを感じた。
◆エアコンありがとう
◆冷蔵庫ありがとう
◆窓を開けての換気があまりできなかった。
室内が外から見えてしまうので窓を全開にできない状況は何だか息がつまった。(24時間換気をあまり信用していないってのもある)
◆デスクと机は必要。姿勢が悪くなると体が壊れる。特に在宅ワークする人は必須。
◆音に敏感だということが改めて分かった。
次からはせめて部屋ごとに仕切りがある1Kから。
◆24時間ゴミ出しOKはありがたい。
◆買い出しが不便な物件だったので夏場は地獄。スーパーの距離も大事。
◆3日分の下着や着替えをローテーションしていたが、少し心もとない量だった。
洗濯で傷みやすいので、もし1か月滞在なら下着や靴下は5日分くらいがいいかも。洗濯の頻度が減らせるので節水にもなる。
◆散歩が楽しい地域に住みたいなと思った。よい季節にゆっくり歩きたい。
◆アイスクリームの種類が多いコンビニは神。
◆100円ショップで大体何でもそろう神。
◆嗜好品は大事。私の場合はコーヒーと紅茶と時々アイスクリーム。

大き目のスーツケースを借りたんですが、その分やっぱり重たくてしんどかった…。
仕事用にと持って行ったノートパソコンは15インチ。やはり重い。
しかも途中で使えなくなってしまったので、次もしノート型PCが必要になったらもう一回り小さめでもいいと思う。

iPadはさすが!12.9インチでも薄くて軽いし読みたい本もたくさん入れておける。旅に必須!(絵をかかない人は11インチでもいいかも)
愛用の骨伝導イヤホンも場所を取らず取り回しが良かった。存在を忘れるくらい軽い。
手書きも好きなので、ノートと愛用のボールペン。文房具系は最低限のものを入れておいたが気になるほど重くはならなかった。
大事なこと
- リラックス(静かさ)
- 解放感(自由に動いたりできる広さと自然の空気)
- 好奇心・充実感(飽きやすいのである程度やることや刺激がある方が良い)
- 軽さ(物質的にも精神的にも空間的にも…)
- しゃべること
というわけで、以上が1か月お試し一人暮らしの体験レポートでした。
最後までありがとうございました!
少しでも面白い、参考になった部分がありましたら幸いです。
それでは皆様、より良い体験を!
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